ちょっと各種のwikiやネット辞典を見ていると混乱があるようなので。
『機動戦士ガンダムF90 ファステスト・フォーミュラ』6巻、p156に
「このザク、エネルギーゲインがヘビガン並じゃないか」
というセリフがありますが、これはRFザク(前期型)のジェネレーター出力が通常のMS-06Fの976kwを大きく超えて、2,750kwに達していることを意味しています。RGM-109 〈ヘビーガン〉は2,870kwですから、ほぼ同等と考えてよい、ということでこういうセリフにしました。
なので、これは〈RFザク(前期型)〉が〈ヘビーガン〉より強い、という意味ではありません。実際には〈RFザク(前期型)〉は全備重量58.6t、〈ヘビーガン〉は23.5tですからパワー・ウェイト・レシオには大きな差がありますし、スラスター推力においてもまたしかりです。そもそも機体サイズも違い、空間戦闘時のモーメントにも大きな違いがありますから、最小旋回半径などの点でもRGM-109が優越しているものと考えます。
あくまで「出力は最新の軍用機並ですごいな」ということなんですね。実際のRFザク(前期型)の他モビルスーツに対する評価試験の結果については、近刊『こちら月刊モビルマシーン編集部』にまとめてありますので、そちらをご参照いただければ。
なお、第二次オールズモビル戦役に登場した〈RFザク(後期型)〉についてはガワだけでなく各機能がブラッシュアップされたものなので、これについては今後の『月刊モビルマシーン』で詳述できればと思っています。
記事をベースに色々想像を膨らませていただくのはありがたいことなんですが、本来の設定と違うものがネットの伝言ゲームで「公式設定」になってしまうのもおっかないものなので、こうして筆を執りました。御理解いただければ幸いです。
追記:もうちょっというと、ジェネレーター出力もスラスター総推力もパワー・ウェイト・レシオも、兵器の一側面を示した指標であって、『ドラゴンボール』の戦闘力のような絶対的指標だとは捉えずにやっております。兵器の優劣はあくまで戦略・作戦レベルで問われるべきものなので……