連載記事の話

ちょっと遅れましたが、『あと365日の晩餐』、今回は麺勝負、ということで敵はラーメン屋、それもモダンなラーメン屋さんです。勝負に持ち出してきたふぐラーメンは、コロナでなくなってしまったある美味しかったお店のラーメンへの思い出が母体になっております(そのままではないですよ!)。

今や日本を代表する料理になった“ラーメン”と町中華はどう戦うのか、次号も是非お楽しみに。

 

『月刊ガンダムエース』は、『N-EXTREME』はお休みなんですが『ガンダムF90クラスター』『月刊ガンダムエース』『ウェアヴォルフ』は好評掲載中です。

『F90クラスター』は、『F90』から引き継いできた物語にひとつの結末が与えられます。主人公のイヴァルたちにとってはプロローグなのですが、老兵にとっては長い、とても長い戦争の終わりです。執筆にあたりましてご助言いただきました山口宏先生、ありがとうございました。

 

 

 

ぼくらは海へ

喪中につき新年のご挨拶は控えさせていただきます。

というわけで新年から那須正幹ブームが自分の中で吹き荒れておりまして、『ズッコケ』シリーズを熟年まであらかた片付けた後は、中学生ぶりくらいに『ぼくらは海へ』を読んでおりました。

名作の誉れ高い同作、どういう話かというと、それぞれに欠落を抱えた小学六年生の少年たちが埋め立て地でヨットを作り始める。やがて嵐の夜、ひとりの少年が命を落とすことで造船計画は破綻するかに見えるが、それでもふたりは船を出し、ひとりはそれを永遠に見送る――

というあらすじです。とにかくその思春期の入り口にさしかかった少年たちの苦悩をビビッドに描き出した児童小説の大傑作。中学の時に読んだときの自分は「これは自分のことを書いているのだ」と大いに感動しましたし、船出する勇気もなく、といって彼らから目をそらすこともできないという結末に大いに共感しました。

で――45になった現在も同じ感想だ、と書こうとしたのですがはたと気づきました。いやそんなことはない。自分は安定したカタギの生活を捨てて、フリーランスというイカダに乗り、運命の海へこぎ出したあげくに揉まれまくり、ここが黒潮だかオホーツク海だかもわからない。してみると人生には「気がつくと船出していてもう戻れない」ということもあるし、船出した側からすると悲しまれても困る、ということもあるわけで、那須正幹がこの結末をある種の希望を持って書いた、と述べているのも案外そういうところにあるのかな、と思ったりしました。

 

 

 

ところで未読の方は、『ズッコケ中年三人組』シリーズも是非。三人組唯一の独身であるハカセと、クラスのマドンナ荒井陽子のロマンスの緊張感がすごいんですよ! 40超えてると10代20代にはないものすごいプレッシャーが、「人生の重さ」みたいなのがまとわりついてくるのがとにかく熱い。損はさせないので是非。

 

 

 

本日の新製品

『月刊ガンダムエース』本日発売です。『N-EXTREME』は休載ですが、『F90クラスター』『ウェアヴォルフ』(あと『月刊モビルマシーン』も)は好評連載中ですので、是非手に取っていただければ幸いです。

 

そして『メタリックガーディアン』のシナリオを寄稿しております『ゲーマーズ・フィールド』誌もそろそろ入荷しております。『シンセシス』で追加されたクラスを扱った新作シナリオです。冬休みのおともにどうぞ!

 

……といいつつ今のところAmazon書影が見つからない(そしてまだ見本誌も届いてない)のでひとまず告知まで!

 

 

F.E.A.R. ゲーマーズ・フィールド SPECIAL 01

F.E.A.R. ゲーマーズ・フィールド SPECIAL 01

Amazon

こっちだと来年になりますが、ショップさんだともう並んでるところもあるようです! お好みの方法で! そしてアンケートなどいただけるとありがたいです……!

今後もサポートを続けて行ければと(メタガに限らず)思っておりますので)

 

天下繚乱の記事

ちょっと遅れましたが、今回のRole&Rollの記事は前号に引き続いて新クラス“怪獣使い”のデータと解説です! 君も暴れ狂う怪獣とともに江戸時代で大活躍しよう!

 

 

 

 

 

あと365日の晩餐

今回はお祭りの焼そば編! ソース焼きそばという奇妙な中華料理の話を延々したかったんですが話の本題からそれるのでやめました。是非ともご賞味下さい!

次回は新たな敵が迫ります。対決必至! 待て、次号!

 

ちなみにソース焼きそばに興味があるかたはこちらがおすすめです。是非。

 

 

気がつくと更新が止まっている

もうダメだ。

いやダメということはないんでしょうけどなかなか書くことに悩みますね!

すみません。

というわけで色々告知を。

 

 

 

いよいよ始まりました『機動戦士ガンダムF90クラスター』。

かつて地球圏を追われて火星に逃れ、半世紀近い時を過ごして地球のことなど知らないジオンの少年たちが、老人たちの巻き起こした戦争に巻き込まれて否応なくガンダムに乗り込んでしまうそんな物語です。

戦場の絆』以来ガンダム関係ではいろいろやっておりますが、自分の脚本名義になるオリジナル作はこれが初になります。前作『F90ファステスト・フォーミュラ』と合わせてお楽しみいただければ幸いです。

 

 

 

そして今月の『月刊ガンダムエース』の『F90クラスター』は単行本の続きからになります。是非あわせて読んで戴けるとありがたいです。チーム・バレルロールからは『N-EXTREME』『ウェアヴォルフ』ともに掲載されております。

『月刊モビルマシーン』は一年戦争からF90に至る教育型コンピュータ(AI)の歴史について。割と大きな部分を『クリスが見る夢』(山賀博之)から引用していますが、入手困難だった本作も『ポケットの中の戦争』BD-BOXの特典で再録されたので読みやすくなってるんじゃないかと思います。

 

 

こちらですね。自分にとっては確か最初に見たリアルタイプのガンダムはこれなんじゃないかと思います(もしかしたら再放送の『めぐりあい宇宙』かもしれんのですが)。

 

 

 

そして遅れましたが『あと365日の晩餐』今月も連載中です! カレー編クライマックスですよ! 本当は「町中華におけるカレー」「中国本土におけるカレー」の話もしたかったんですが話が逸れまくるのでまた今度ということに……。

次回もますます美味しくなりますのでよろしくお願いいたします!

 

F.E.A.R. メタリックガーディアンRPG サプリメント シンセシス

 

一年ぶりですが、ゲーマーズ・フィールド誌で予告しておりました『メタリックガーディアン』のサプリメントが発売になります。

GF掲載のカテドラル、クリサリス、トルーパー、ボレアリス、マルドゥック、ワイズマン級の再録に加えて、リプレイ本からファランクスとフォートレス級が再録されます。特にフォートレスは入手困難だったので、意味があるんじゃなかろうかと。そして追加基本クラスのレンジャーも掲載となります。

 

既存クラスも要望の多かったアインヘリアル、ヴィジランテ、グラムメタル、ディザスター、トリニティ、マシンザウルス、メタルライヴと共通ガーディアン特技が追加になります。

 

その他にも、パルテアってどういうところなんだ、第五帝国の企業と傭兵って何をしてるんだ、というのを世界観・エネミー両側面からがっつり取り上げます。第五帝国の企業は11種類紹介されるので、企業傭兵ものをやりたい人にもご満足いただけるのではないかと思います。

 

よろしくお願いいたします!

 

侍タイムスリッパー

幕末の會津藩士が京都の撮影所にタイムスリップするコメディ映画、『侍タイムスリッパー』が吉祥寺オデヲンで始まったので見てきました。いや前評判通りの快作でした!大変に面白く見ましたよ。

 

www.samutai.net

 

時代劇が好きな人にもそうでない人にも、老若男女楽しめる娯楽映画の王道と思います。おすすめですよ!