ソウルは遠かった

「第四コマンド部隊、潜入失敗!」
「虎の子の第一軍団がソウル北25km地点で敵機械化歩兵軍に包囲されました!」
「制空権、依然敵軍手中にあります!」
「ええい、かまわん! 化学兵器を使え!」
「1ターン目からじゃんじゃん撃ちまくってますがな」
「うるせえっ!?」

ええ、コマンドマガジンの付録ゲーム、「コリア95」のプレイ風景であります(笑)
最近ずーっと遠ざかっていたのですがあたくしはSG*1が大好きで。架空であれ実在であれ、戦争を自らのものとして体験し、歴史学習の糧にするのが何よりのよろこびです。
で、コリア95がどういうゲームかというと、1995年に発生する(と予測された)韓国と北朝鮮の全面戦争を扱った架空戦SGです。はいそこ嫌な顔をしない(笑)。シミュレーションゲームの目的は歴史を再現し、あるいは架空の戦場を想定して考察することで実際の我々の認識に役立てることにあるのですよ。あってはならんことですが、朝鮮半島で有事があったら我々だってただではすみません。

と、いうわけでルールに慣れようと、お互いSGから遠ざかって久しいカイザー三輪(id:wrym81)と軽くプレイを。守城戦スキーの三輪が韓国軍を、電撃戦スキーのあたくしが北朝鮮軍を担当。結局時間の都合で1ターンしか遊べなかったのですが、いや、楽しかったですよー。
38度線を越えようとして韓国軍の猛烈な火力の前に一人また一人と倒れていく我が北朝鮮軍の精鋭のいとおしいことときたら(笑)。これまであまり興味のなかった北朝鮮空軍とか陸軍とか諜報部隊とか可愛くてたまりません。
というかまぁ、このチットの一つ一つが何千人もの人間と、それに数倍する家族を表しているんだなぁと思えば、戦争はいかんなぁ、とあらためて思うところ。40年にも渡り戦争回避の道を模索してきた様々な人々の努力に頭が下がります。

とかなんとかいいつつそれはそれとして、この「コリア95」マジでゲームとして面白く。
いかにしてソウルを陥落させ、勇躍大田、釜山まで陥落させるべきかについて日々あたくしは頭を悩ませております。