ソーセージの話
ソーセージは好きか、と友人に聞かれまして。まぁ、もちろんポーランドフリークのあたくしが嫌いなはずもありません。なにせあちらでは弁当といえばソーセージ*1。肉のやつも血のやつも脂のやつもお手の物です。
で、二つ返事で「ああ、大好物だよ」と答えたその時に、そいつが業務用冷凍食品会社の関係者だと忘れていたのが運の尽き。やってまいりました。
1キログラムのウィンナーソーセージ。
ちょっと手元の資料をひもといて見ましょう。
http://www.interq.or.jp/tokyo/steiner/h/h04.html*2
こちらの資料によると、かの(以下悪口が続くが割愛)ドイツ陸軍は、1食に120gのソーセージを喰っていたことがわかります*3。
実にその9倍ちょっと。歩兵一個小隊の昼飯ですかこれは、というほどの腸詰めが友人から送られてきたわけであります。
解凍したらすぐに喰え、と友人は言うのですが、しかし、しかし。確かにその友人は「かませい」*4でダブルを喰った後にスシを半ダースも喰った後に「もう一杯食うべきか」とかわめく怪物ですが。
とはいえ弱音を吐くわけにもいかず、「ここは東部戦線だ」という謎の呪文を唱え*5、ソーセージを茹でること1ダース。30%も減っていないソーセージ。
以降はもう激烈な殲滅戦となりまして。三食ソーセージを食べておりました。茹でる、焼く、茹でる、の繰り返しで。他にもうちょっと凝った料理をやろうとか思うには、あまりに物量が多く。よもや備蓄のマスタードを使い切るとは思いませんでした。
で、その後どうなったかというと。
実はまだ冷蔵庫にあるのです。*6