寄席芸人伝

ええ、オフクロの乳吸ってたころに親父に「笑天」を見せられて以来、あたくしは大の落語好きでございまして。上京した暁にゃあ上野ンでも住んで*1、昼は仕事、夜は寄席という生活をしたいなぁ、とかぼうっと考えていたりもします。
で、この「寄席芸人伝」はその落語を演る噺家を扱った、古谷三敏*2の傑作短編集であります。
中でも4巻に収録されております「白楽天駒吉」なんぞは、青臭い学生の頭で考えた演劇論なんかよりも、無学な海苔屋のバアさんに通じる芸のほうが大事なんだ! というテーマで、TRPGゲーマーはマスト読め*3

ところが、この素晴らしい本をさっそくAmazon経由で布教しようと思ったらば在庫切れの様子。すすむちゃんショック!

*1:家賃が高そうなのでたぶん無理

*2:BARレモン・ハート』もおすすめ

*3:かつて我が友人は言いました。『論考しても経験点はもらえない』と。遊ぶべきです