その2・上海討匪行

連邦軍のアフリカ反抗作戦が近いというので、あたしたちは上海という大都会の防衛に回されました。
天井のない空は落下しそうで怖く、ナノマシンを含まない土は気味の悪い黒さです。そしてこの空気の濁った汚らしさと言ったら!
ギレン総帥の言うニュータイプということは難しくてあたしにはわかりませんが、この地球という出来損ないのコロニーが人間を傲慢にしたのだな、とわかるような気はします。

それはそれとして、どんな魔法を使ったのか、小隊長はMS−07Bグフっていう新型を手に入れてきました。でも主計主任としては、じゃがいもや揚げ油の不足を訴えたいところです。駅にたくさんある車輌貨車を一個くらいザクで持ってきちゃダメなのかしら。

“輝く炎(シュタイゲン・フラーメ)”主計主任、シャーリー・ニールセン

戦線後方で右往左往。連邦の新兵器ジムスナイパーカスタムを破壊にでかけてめった打ちにされたり、ベテランの皆さんがビック・トレーを撃沈するのに混ぜてもらったり。どうにかゲームにもちょっと慣れてきました。