GFFクスィーガンダム

http://www.tamashii.jp/fix/fix/28.html

超欲しいので2個買いするかどうか検討中。「閃光のハサウェイ」はもう十数年来のファンなので。ハサウェイもケネスもギギもレーンもみんな大好きです。こう何て言うか、ガンダムとかマーチャンダイズとかいろんな物にあきらかに絶望してるのに、それでも前に進まずにはいられなくてガンダムが好きで好きで嫌いで嫌いでたまらない富野監督大暴走ぶりが。

というか富野監督の小説はこの時期が一番好きで。「閃光のハサウェイ」「F91」「Vガンダム」「アベニールをさがして」「王の心」あたりは後に∀になって結実するいろいろな思索がかいま見えて楽しいです。とくにアベニール。自衛隊が軍事クーデターを起こして環境大国になった日本の宇宙戦艦が秘密兵器を巡って白人至上主義とおぼしいネオ・フリーメーソンの野望と、建設中のスペース・コロニーで戦う! ミノフスキー粒子弥勒菩薩を同時に語るセンスがたまりません。読めッ*1

富野監督は無論あたくしなど及びもつかない超天才なのですが、その超天才がすごい勢いで懊悩している時期の作品なのでとにかく好きなのです。別に悪い意味でなくて、一般受けする作品を作りたい、ちゃんと今のファンに受けるものを作りたい、という衝動と、それとはまったく別のどす黒くて煮えたぎった性欲と破壊衝動と怨念と人類愛(ここ重要)が渦巻くだけ渦巻いてどこにも行かないと言う(笑)。「ブレンパワード」以後のちゃんとベクトルを得た富野監督ももちろん好きなのですが。

そういえば、ペーネロペーが「ペーネロペーガンダム」って表記されてるのは商標の都合なんですかね、やっぱり。おかしい、GFFの話のはずが富野論になってるぞ。まぁいいや。*2

*1:入手困難だけど

*2:今の設定だと、RX−104オデュッセウスガンダムペーネロペーユニットを装備したのがペーネロペーなのね。でもそれだとキルケーとペーネロペーって女がハサを蹂躙するってテーマからずれるような気が