好きな曲を5曲

エチュードOp.10-12「革命」
 ショパンは全般的に好きなわけです。弾けるほど上手いわけではないのですがともかく*1。で、一曲選ぶどころか全部ショパンで埋めてしまってもまったく構わないのですが、その中でも好きなのがエチュードOp.10-12。
リスト言うところの「革命」なわけであります。
もう旋律だけで泣けます。上手な人にかかると、ピアノが慟哭しているかのように聞こえる。震え、ねじれ、吠え、音楽がもたらす膨大な感情に呑み込まれる陶酔というのは本当にたまりません。

▼グリーンスリーブス
16世紀イングランドの有名な民謡ですね。一体何を言い出すんだ、という勢いですが、始めてピアノ発表会で引いた曲で、思い入れがすごく強いのですよ。今でもなんとかまぁ暗譜できなくもないという*2
原詩は意外とロマンチックじゃないんですがそれはまぁともかく。

▼月の繭
∀ガンダム」の後期エンディングテーマです。菅野よう子の哀切な旋律と、転がるように美しい詩が本当に素晴らしい。ファンタジーはいいなぁ、と思うのですよ。

▼いくつもの愛をかさねて
「機動戦士Vガンダム」のラスト、老兵達を乗せたリーンホース.Jrが特攻するところでかかっていたテーマソング。これに限らずVガンダムは名曲が多いので、一度サントラをがっちり聞くと吉。「血糊のついた包帯のままで進軍せよという」や「春に夏の祭典を!」とか大好き。

▼ベートーベン交響曲第九番「合唱つき」
正確には「シラーの詩『歓喜頌歌』による終末合唱付交響曲」だったかしら。ようするに年末によく聞くあれですよ。
チャイコフスキーとかラフマニノフとかメンデルスゾーンとかバッハとかモーツァルトとかも入れたかったし、ジャズやビートルズの話もしてねぇんですが、近代西洋音楽の一つの到達点だと思うのです。
ドイツ語という言語の力強さや雄大さ、人間の声という楽器のすばらしさ、交響楽としての高いクオリテイ、人文主義と神への素晴らしき礼賛。近代という過ぎさりし時代の陽光そのものとも言うべきこの音楽はとてつもなく好きなのですよ。ええ。*3

*1:簡単なエチュードくらいなら頑張ると弾けることがある

*2:自信なさげ

*3:構成がナニだ、という意見もあるが