天下繚乱・拾壱の話「サンプルのはなし・説七」

ええ、サンプルキャラクターも折り返しを過ぎまして、七人目でございます。
“妖怪絵師”というクラスのキャラクターですよ。
江戸の後期といいますのは、歌川国芳*1鳥山石燕*2といった妖怪を題材にした浮世絵師が次々と現われ、我々にとっておなじみの妖怪が伝承・創作を問わず生まれ出た時代です。最先端のイラストレーターが、妖怪という文化を確立させた時代、と言えるでしょう。
妖怪絵師はそのイメージから発展したクラスで、絵を描き、その絵の中の妖怪を実体化させる魔法使いです。目には見えない妖怪を現実の物に変えるといってもよいでしょう。座敷童子や提灯お化け、豆腐小僧といった妖怪たちとともに、妖異に立ち向かうのです。ひとり妖怪大戦争ですね。

*1:がしゃどくろを書いた人です

*2:日本最初の妖怪図鑑とも言われる『画図百鬼夜行』を書いた人です