ガーネットたんハァハァ

みなさん、「ナイト・オブ・ナイブズ」は買いましたか? まだの方には九尾の猫をお見舞いしますよ?*1

ギルティギア イグゼクス ドラマCD「ナイト・オブ・ナイブズ Vol.1」

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宣伝はこのくらいにして。


ファイナルファンタジーIX

ファイナルファンタジーIX

ええと、毀誉褒貶かまびすしいファイナルファンタジーシリーズの一作。あまりTRPGファンと話していて話題にのぼることもないのですが、非常に好きな作品で。ファンタジーRPGのシナリオ書きをやらねばならなくなったので、イメージ出しに引っ張ってきたのですが。*2
孤独を抱えた少年盗賊、母と国を憂う美貌の王女、愚直な騎士、放浪の黒魔道士……彼らが出逢うことで始まる冒険物語、というゲーム本編が素晴らしいのはもちろんですが、個人的におすすめなのはその「空気感」

たとえば、半魚人の“さかなおやじ”やカバ人間の“カバオ”が普通に街を闊歩し、それをレオタードアーマーのおねぇちゃん兵士が警備しているという冒頭、アレクサンドリアの「景色」。大量の漬け物に隠れ、騎士の背中におぶわれて検問を越える姫君、という「景色」。海のように広がる霧の中には魔物が住んでいて、その上層を飛空艇が飛んでいく「景色」。

金にあかせてCG書いただけじゃないか、と酷評されることもあるこのシリーズですが、この圧倒的な空気感は見て絶対に損はありません。個人的にはShadowrunをやってる人は特に*3。メタヒューマンというと「差別」とか「民族問題」とかそういうツマランネタが主流を占めますが、それ以上に大事なのはこの景色なのです! オークと獣人と人間族が肩を並べ、普通に主人公のオシリに尻尾が生えているこの空気! これこそが「はてしない物語」いらいのファンタジィの景色であり、この感覚を持ち込まずしていったいどうしてサイバーパンク幻想文学の融合などと言えましょうか。

ところでクジャはイメージとしてのアンドロギュヌスとして完璧だと思うのですが!*4

*1:速水さんの日記(3/15)にあった名台詞。非常に響きがいいのですが、何か元ネタがあるのかしらん

*2:ですから遊んでいるわけではありません。ガーネットにハァハァしているように見えても目はハヤブサのように仕事をしています

*3:アルシャードアリアンロッドD&Dあたりはもちろん

*4:だいなし