ガーネットたんハァハァ
みなさん、「ナイト・オブ・ナイブズ」は買いましたか? まだの方には九尾の猫をお見舞いしますよ?*1
ギルティギア イグゼクス ドラマCD「ナイト・オブ・ナイブズ Vol.1」
- アーティスト: ドラマ,子安武人,住友優子
- 出版社/メーカー: ティームエンタテインメント
- 発売日: 2004/10/20
- メディア: CD
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宣伝はこのくらいにして。
- 出版社/メーカー: スクウェア
- 発売日: 2000/07/07
- メディア: Video Game
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ええと、毀誉褒貶かまびすしいファイナルファンタジーシリーズの一作。あまりTRPGファンと話していて話題にのぼることもないのですが、非常に好きな作品で。ファンタジーRPGのシナリオ書きをやらねばならなくなったので、イメージ出しに引っ張ってきたのですが。*2
孤独を抱えた少年盗賊、母と国を憂う美貌の王女、愚直な騎士、放浪の黒魔道士……彼らが出逢うことで始まる冒険物語、というゲーム本編が素晴らしいのはもちろんですが、個人的におすすめなのはその「空気感」。
たとえば、半魚人の“さかなおやじ”やカバ人間の“カバオ”が普通に街を闊歩し、それをレオタードアーマーのおねぇちゃん兵士が警備しているという冒頭、アレクサンドリアの「景色」。大量の漬け物に隠れ、騎士の背中におぶわれて検問を越える姫君、という「景色」。海のように広がる霧の中には魔物が住んでいて、その上層を飛空艇が飛んでいく「景色」。
金にあかせてCG書いただけじゃないか、と酷評されることもあるこのシリーズですが、この圧倒的な空気感は見て絶対に損はありません。個人的にはShadowrunをやってる人は特に*3。メタヒューマンというと「差別」とか「民族問題」とかそういうツマランネタが主流を占めますが、それ以上に大事なのはこの景色なのです! オークと獣人と人間族が肩を並べ、普通に主人公のオシリに尻尾が生えているこの空気! これこそが「はてしない物語」いらいのファンタジィの景色であり、この感覚を持ち込まずしていったいどうしてサイバーパンクと幻想文学の融合などと言えましょうか。