怒りの日

いや何で怒ってるかというともちろん今日TRPGができなかったからなのですが。疲れが溜まってて友人一同忙しくて目の前に仕事がありゃあそれはまぁそういうものなのですけれど。とりあえず押井守作品と言われて「人狼」を上げる人間は死んでしまえ。*1

んでまぁいろいろと三輪と打ち合わせをしたり。その後で「ギレンの野望」を始めた三輪が30ターンほど進めたところでハングアップして呆然としているのに付き合ってこちらも呆然としたり。大富豪のローカルルールについて話をしたり。



「トーキングヘッド」「ケルベロス」「紅い眼鏡」、という押井守の「くさや」並に人を選ぶ三部作。間違いなくあたしにとって最高の映画。DVD版にはサントラや豪華映像得点つき。もちろん予約して購入したわけですが、何でここにわざわざ書いてるかと言えば知人に「DVDが欲しいんだがどこで手にはいるか」と言われたのでまぁ連絡がてら宣伝をば。
「退屈だ」とか「駄作だ」とか言われますが、いや本当に素晴らしいのですよこの映画群。映画というのは物語でもドラマでもなくて、映画そのものによって存在するべきだ、という押井監督の哲学にどっぷり浸かれます。是非に。



COWBOY BEBOP 2nd.Session [DVD]

COWBOY BEBOP 2nd.Session [DVD]

30ターンにも及ぶ死闘がムダになって呆然としていたカイザーと一緒に見ていた古いアニメ作品。第四話「ゲイトウェイ・シャッフル」、第五話「堕天使たちのバラッド」、第六話「悪魔を憐れむ歌」。
今更このアニメを誉めるだけバカっぽいのですが、「堕天使たちのバラッド」は頭からしっぽまで最高の逸品であります。鮮烈なビシャスの登場シーン、マオを悼んで注がれるウィスキー、オペラハウスの空気、廃教会での激烈な銃撃戦、そして最後のフラッシュバックまで、音楽と映像と演技と脚本とが渾然一体となってほとんどドラッグのような味わいに。
菅野よう子の音楽、渡辺信一郎の絵コンテはもちろんですが、パトレイバー以来おっかけをやっている横手美智子氏の脚本は、セリフのひとつひとつから人生の重みが伝わってくるのが素晴らしく。あたくしもいつかこんな作品を手がけてみたいものです。がんばろう。

*1:あれは押井脚本であって押井監督作品とは呼べない。同様の理由で攻殻SICを上げる人間も死。だいたい、沖浦監督の立場はどうなるんだ!?