我が家のプチ韓流

いまだに、「韓国」という国号に慣れません。イヤ別に北朝鮮の手先とかそういうわけではなく。単純に光州大学で日本語の教鞭を執っていた祖父が、あたくしにひたっすら「朝鮮はいい、朝鮮はとてもいいところだ」と朝鮮の思い出話ばかりして、あたしはそれを聞きながら育ったものですから、未だに気を抜くと韓半島を「朝鮮」でひとくくりにしちまいます*1

で、たまにはまぁ親孝行をしようと実家でメシを喰っておりますと*2、ちょうどTVで裴容浚(ペ・ヨンジュン)氏のファンがフィーバーしすぎてケガをしたというニュースをやっとりました。
容浚氏といえばちょうど、「韓流ブームはすべてヤラセである。その背後には参政権を獲得するための陰謀団がある。陰謀団の目的は日本の乗っ取りである」という面白いトンデモさんを見かけたばかりだったので実にうれしくなってしまい、つい食卓の話題もはずみまして。*3
とかく児童文学に埋没して世俗に疎い我が母*4なのですが、さすがにヨン様くらいは知っているらしく。「あたしも最近韓国に興味があって」とか言い出しました。「お、さすがに枯れた親父よりもイケメンかしら」と思ってみたら、「このあいだチゲを始めて食べたけど実に美味しかったので、うちでも作りたいと思うのよねぇ」という話題にシフト。
オレの親だなぁ……

*1:だもんだから未だに朝鮮の人への悪感情もてんでわかりません

*2:金がなくなった、とも言う

*3:ちなみにあたくしは人口減で自分に回る福祉のゼニが減るとイヤなので移民歓迎の人であります。参政権を与えないなら、帰化者に日本生まれと同じ権利を与えるべきだと思うのですよ。で、地方参政権があったほうがちゃんと私達の視点に立ってくれると思うわけで。あと難民周りと入国管理局周りはなんとかしろ

*4:月に十冊近い海外の児童文学や幻想文学を読んでいて、さらっとダンセイニを引用してきたりする侮りがたい女性。専門は数学のはずなのに!