エル=ネイシア

ええ、もう十五年ほど前になると思うんですが、時のRPGファンてえものはだいたい『コンプRPG』派と『RPGマガジン』派に別れていたように記憶しております。
あたくしは断然とコンプRPG派でした*1。その時の目当てというとこれはもうきら星のようですが、その中で『ルナル・サーガ』や『妖魔夜行』、『三国志演偽』と言った傑作群に勝るとも劣らず、当時中学生だったあたくしの鼻息を荒くしておりましたのが、かの『超女王様伝説』でございます。
あたくしと加納くんはたいへんこれが好きで、菊地さんといえば超女王様伝説、主八界といえばエル=ネイシアというくらいの勢いでありました。『セブン=フォートレスAP』の付属シナリオで、あたくしがシーダ、加納くんがナルシスというひどいメンツでキャンペーンをクリアしたのもよい思い出です*2
その『超女王様伝説』の世界を扱ったソースブックがこの『エル=ネイシア』でございます。


しかしながら諸般の事情であたくしが『エル=ネイシア』に関わることはできませんでした。
そこで、後輩の重信くん*3のところに押しかけまして、秘蔵の『超女王様伝説』のグッズを押しつけ、細かい元ネタをつぶさに解説し、いかに下僕であることが素晴らしいか、下僕のプレイがどのようなよろこびに満ちているか、ということを力説し、彼が立派な下僕になるまで説得を行なったところ、資料提供という形でスペシャルサンクスに名前が載っております*4
なんとなくさらし者のよーな気もしますが、あまりに気にしません。

「対戦表を見て、負けと書いてあったら死ぬ特技」「コンプRPGに投稿する特技」「誤植戦士」などの数々のネタもいつか収録されるものと盲信しております。

*1:なんでメタルヘッドやFローズの記事があるRPGマガジンじゃないんだ! と言うなかれ。当時の小遣いではどっちか一冊が限度だったのです。もちろんRPGマガジンは友人のを読んでました

*2:両方ともコンプRPG版超女王様伝説コミック版のキャラ

*3:本書のデータをほとんど仕切った男。データ面においては三輪の直弟子と言って良い

*4:一部、誇張があります