DMG買ったお!

ダンジョンズ&ドラゴンズ ダンジョン・マスターズ・ガイド第4版 (ダンジョンズ&ドラゴンズ基本ルールブック)

ダンジョンズ&ドラゴンズ ダンジョン・マスターズ・ガイド第4版 (ダンジョンズ&ドラゴンズ基本ルールブック)

アメリカのTRPGからはいろいろな影響を受けていますが、そのひとつはマスタリングガイドです。
昔、まだ高校生だった頃*1、シナリオの作り方はもちろんのこと、「椅子に座るときはこうしろ」「挨拶はこうしろ」「みんなとのすりあわせはこうしろ」「会場の使い方はこうしろ」「服は清潔なのを着ろ」「飲み物代誰が払うか決めておけ」「ダイスの振り方ってえものは」と懇切丁寧に教えてくれるさまざまなマスタリングガイドには本当に感動させられました。『TORG』『GURPS』『シャドウラン』『Vampire:the Masquerade』そしてもちろん『AD&D』『D&D』シリーズからは多大な影響を受けております。カオスフレアのルールブックで、「前日はよく寝ないといけんよ」*2とか書いてあるのは、このあたりの影響です。
さてDMGですが、やはりこのあたりの記述がほんとうに優れているのにはうならされました。「ベビーシッターを呼ぶ場合は」とか書いてあるのが、大人の遊びとして大切なことであるなあ、と思った次第です。いや、ほんとにまじめな話。
実際、TRPGが大人でも子供でも遊べるホビーとして続いていくためには、このあたりのサジェスチョンの重要度は増しこそすれ減りはしないと考えます。先達の業績を範としつつ、より遊びやすく、より楽しめるものを造っていきたいと思います。


余談:ところで4thのディレクターであるBill Slavicsekは『TORG』のシステムデベロッパの片割れなわけで、そう考えるといろいろ感慨深いもんがありますね。『無限に撃てる魔法*3』とか『継続技能チャレンジ*4』とか!

*1:N◎VA−Rや天羅零以降にそのへんが日本でも明文化されるのはそのちょっと後

*2:出来る人に取っては当たり前でしょうもないことですが、書いておけば出来ない人に対して、「やらねばならんこと」であるというマインドセッティングがでけるのですよ

*3:もちろん反作用ルールがあったので無限にバカスカ撃てたわけではないのだが、上手くやればほとんどロハだった。ヒーローの銃弾が尽きないように、ヒーローのファイアボールはいつだって撃てるのだ! という発想には当時マッジしびれたものである。他にもオカルトとか奇跡とかいろいろあってとにかく面白かったナア

*4:『トリニティ×ヴィーナス』の先祖