だからどうしたんだ
『天羅WAR』関係でちょくちょく知人やお客さまから質問を受けるので、「モーゼルの登場する西部劇」のうんちく。
西部劇というのはあれでいろいろと奥の深いジャンルで*1、面白くするためなら「19世紀のアメリカないしメキシコ」という縛りは時空の彼方にすっとんでいってしまいます。ゲイリー・クーパーとジョン・ウェインだけが西部劇なんだバカヤロー! ってなまじめな方は怒るかもしれませんが、そこで面白くなっちゃうんでつい変な鉄砲を出しちゃうのがボンクラ映画のいいところでございます。
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というわけでボンクラがモーゼル*2振り回して悪党とひたすら殺し合う映画です。わーい。
黒人のヒロインとか、クラウス・キンスキー演じる賞金稼ぎの強烈な悪どさとか見るべきところは実に多いです。
いろいろと『天羅WAR』の参考になる部分は多いので必見ですよ。
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これはハリウッド西部劇。
『ダーティ・ハリー』で大当たりしていた頃のイーストウッド*3が、1900年のニュー・メキシコを舞台に、メキシカンの貧しい農民たちを虐げる邪悪な*4地主や判事をモーゼルで穴だらけにする映画です。素晴らしいボンクラ。
スコープつけたスナイパーライフルでの狙撃対決もあるよ!
『天羅WAR』だと、テラ人ないしオウガを虐げる邪悪な地主に雇われたサムライとガンスリンガーが地主が悪党なのに気がついてブッ殺すシナリオで行けるんじゃないでしょうか。
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舞台はマケドニア(笑)。
ついに新大陸ですらなくなりましたが細けえことは(略)。
マカロニが好きで好きで好きでたまらないことがわかるスタッフ*5による本作は全体としてはちゃんとしたいい話なのですが、主人公がペッパーボックス*6二丁拳銃、対するオスマントルコの士官がモーゼル使い、という速水螺旋人さんの妄想から出てきたような映画です。ボンクラだ。
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我々の愛してやまない必殺美少女ゲーム。
舞台は地球ですらない別の惑星(笑)。
フランコ・ネロ*7扮する悪党がクリント・イーストウッド*8やリー・ヴァン・クリーフ*9を裏切ったり裏切られたり殺したり殺されたりするボンクラ作品。
マスト買え。