天下繚乱・九の話「サンプルのはなし・説六」

サンプルキャラクターも六人目となりました。
ええ、江戸後期といえば欠かしてはならないのが蘭学でございます。洋学と呼ぶほうがよいような気もしますが、ここは巷間に膾炙しております蘭学ということで、ここでは「西洋の学問全般」という意味合いで蘭学という言葉を使っております。
というわけで、このサンプルキャラクターは“蘭学者”というクラスであります。
むろん、『天下繚乱』は「蘭学の近代日本に及ぼした意義とは」などと難しいことを考えるゲームではありませんので*1蘭学者とはすなわちマッドサイエンティストであります。何しろこの時代は、西洋兵学を確立した高島秋帆、砲術の奇才江川英龍、天下の大天才平賀源内、そして武士をすててガンマンになった男馬並平九郎と、日本の歴史にも珍しいくらい、個人が科学者として名を残した時代です。これを扱わない手はありません。
かくして蘭学者ガトリングガンを乱射しパワードスーツを乗り回し、エレキテルの放電を放つというクラスとなりました。この時代に本来なら存在しないものを、己が発明したのだと主張して扱うわけですね。基本的には射撃戦闘・アイテム使用型のクラスです。もちろん、西洋医学によって回復系に派生することもできます。

付記:ところでなぜガトリングガンなのかといえば、これはもちろん『長崎犯科帳』と石川賢先生の諸作品群へのオマージュであります。

付記2:後若山富三郎の『賞金稼ぎ』ですね! 忘れてた! ケーブルの時代劇チャンネルで見る機会があれば是非!

*1:それはそれでそういうゲームは遊んでみたいものですが