エンドレスホライゾン・やくたいもない話
というわけで、発売になりました『エンドレスホライゾン』。
今回は「ところでこのガジェットはもともと“メタルヘッド”シリーズの何に出てきたん?」という謎を解明するコーナーです。
知っていても偉くありませんし、わからない部分は読み飛ばしてください。また、これらの知識を盾にとって他のプレイヤーを威圧するような行為は厳に慎んでください。
また、ルールブックおよびサプリメント関係については省略します。それはまあいいでしょうということで。
・M6H2“ジーク”(P094)
水中戦闘機ハイドロジェットは、“メタルヘッド・ハンドブック”で初めて言及された装備です。その名の通り、単座の超高速戦闘を行なえる潜水艦ですね。水上戦闘も水中戦闘も可能なので、気合の入ったハンターチームの艦載機としていかがでしょうか。・DVS4000“ルイス”(P098)
旧版のサプリメント“クロムビート”付属シナリオのヒロインの名を冠したスーパーホバーカーです。カーチェイスルールをフルに使った大変意欲的なシナリオで何度もプレイしました。・M3“ブロックIII”(P102)
同じく“クロムビート”付属シナリオに顔を出す旧米軍の戦車です。当時軍事雑誌でそんざいがほのめかされていたM1戦車の後継機(実際にはM1の改良が続くわけですが)の名前ですね。安くて使い勝手がよい戦車なので、戦車乗りもこのあたりだと始めやすいのではないでしょうか。・VF-04D“テリオス”(P105)
MHE冒頭コミックで“泳ぐ鳥”が乗っているVTOLです。基本ルールに掲載の予定が、こちらに引っ張ることになりました。燃料はドカ喰いしますが、VTOLとしては大変安くてよいですよ。・WDK“スパイラルカタナ”(P109)
HJ社の読者参加ゲーム“メタルバスターズ”に登場した近接格闘型CSです。・GT-8Sbis“アルバトロス本国仕様”(P110)
“メタルヘッド・ハンドブック”のグラビアに登場したCSです。エメラルドグリーンのグロス塗装! という超未来的なデザインに当時度肝を抜かれました。・Ir-27“ジュラーブリク”(P110)
HJ社の“D20メタルヘッド”巻頭コミックに登場するCSです。・Ir-37“ビェールクト”(P110)
同じく、MHE巻頭コミックに登場するCSです。・30bis“スピンクスMkIII”(P110)
同じく“メタルバスターズ”の機体です。趣味のメカニックという色合いが強いですが、この機体にしか出来ないことは間違いなくあるわけで、有効に活用できる局面はあろうかと思います。・FX9“イェーガーブリッツ”(P111)
“メタルバスターズ”で一番好きな機体です。・Q16“ほわいとみんく”(P111)
これも“メタルバスターズ”の機体です。メカデザイナーは佐々木亮先生でした。冗談のようなメカニックに見えるかもしれませんが、極地用の装甲服と考えると、ヒロインやイノセントを乗せるのに適していると思います。・TSH-01L“MRXスタンダード”(P112)
“メタルヘッド・ハンドブック”で井上純弌氏が書き起こされたメカニックです。MRXの曲面主体のデザインが一転、東都JCNの参加でポリゴンみたいなデザインになったのに当時シビれました。・Γ−2TV“モーニングスター”(P113)
ホビージャパン誌に掲載されたあるシナリオに登場する可変TCSです。TCSが出るシナリオは切ないお話が多い気がします。・RX-2000(P113)
MRXスタンダードと同じく、井上さんが当時書き起こされた、巨大バイクから変形するTCSです。ランスロットと違い、オープンタイプのバイクなのが特徴的ですね。・44GJ Auf.F“ライジングトム”(P115)
これも“メタルバスターズ”のHCSです。・15-WW“ランゴスタ”、L111/ARK“アークエンジェル”(P116)
やはり“メタルバスターズ”の強襲型アクトポッドです。野戦が主体だった同ゲームでは、アクトポッドに軽装強襲機としての役割が与えられ、ゲームそのものの幅の拡大を見せてくれました。・フラミンゴMkII(P130)
“メタルバスターズ”に登場した強化アーマーユニットです。登場はこちらが先ですが、アサルトシュラウドみたいなものです。・ダンピール(P148)
ホビージャパン誌に掲載されたあるシナリオにだけ登場する東欧製全身義体です。東欧製! ダンピール! という言葉に中学生だったボクは大興奮したので、高平先生に無理を言って掲載させていただきました。・ジェムスン(P148)
攻殻ネタ……ではなくて、“ハードブレイク”所収のあるシナリオに登場した義体です。ネットライナーやイノセントにおすすめです。・キュプロクスMkIIIR(P149)
“サイクロン”収録のシナリオに登場する。当時、つまりMHEから見て20年前の最新型義体です。カッチョよすぎたので掲載させていただきました。この義体をインストールしていたキャラクターにも思い入れがあったのですが、紙幅の都合でパーソナリティーズに収録できなかったのが残念です。是非アンケートハガキを出してください。・ニーチェIII(P150)
巨大サイボーグ“ギガボーグ”は、高平先生の小説版や“メタルヘッド・ハンドブック”に顔を出す、大型の義体です。脳殻の入れ替えが可能になったので、ついにPCが運用できるようになりました!・アラスカカンガルー(P206)
アラスカに住んでいるカンガルーです。なぜカンガルー。それはともかく、“ハードブレイク”の某シナリオで撲殺されかかった(ボクのPCが)という流れで出てきました。もちろん、雪山のエネミーが欲しかったという事情もあります。