コール・オブ・クトゥルフD20「死者のストンプ」

新紀元社から最新版が出ている大傑作TRPG(isbn:4775302124)。BRP版も悪くはないのですが、あたしはルールがかっちりして遊びやすく、マスタリングガイドなんかも丁寧なD20版のほうが断然ファンであります。きっちりガンアクションもできるし、だからこそ銃が効かない敵の恐怖も強まるし。「BRPじゃないしなぁ」「戦闘しかできないんだろ?」とか言わずに是非手に取りましょう。進化したクトゥルフが味わえます。おもしろいぞー。*1
で、シナリオはBRP版の傑作(とあたしが信じて疑わない)「死者のストンプ」(クトゥルフ神話TRPG収録)をコンバートして遊びました。公式シナリオなので詳細は裂けますが、禁酒法時代のアメリカならではの雰囲気を満喫できるよいシナリオで。アクションあり、スノッブな会話あり、ジャズシーンあり、人情話あり、ギャングドラマあり、そして何より良質のホラーとして仕上がっています。超オモシレー。
PCはこのような塩梅。


ミディア・カルミン
巨大な映画撮影機を抱えた金髪ツインテールのロリっ娘。「ボク、ミディアなんだよ〜〜」「ぷー、ちいさいって言うなよぅ」とか、どこかの瑞穂基地で見かけた様な謎生物。アーカム市に住み着いた謎の新聞記者。体はまるきりひ弱だが、その観察力と人好きのする会話力で情報を集めるのがおしごと。PLはのとすさん。なんでもどこかのサイトを見てツインテールロリで遊ばねばならぬとの使命感に駆られたとのこと。クトゥルフ初体験ということでしたが、非常によいプレイングでありました。


トーマス・アルバ・マーシュ
親の顔を知らない孤独なギャング。家はインスマウスに通じる旧家らしいがつながりは皆無。粗暴で短気、迷信深くて欲深だが気前はよい。非常な大食い。知り合った黒人トランペッターの演奏を気に入り、人種の壁を越えて彼の抱えた問題を解決しようと奔走する。鮫のように笑い、殺しをためらわないが、実は正気度が低くてかなり綱渡り状態。PLはカイザー三輪。旧版ボックス時代からのベテランらしく、ミディアと不慣れなGMをサポートしてシナリオを縦横無尽に回してくれました。感謝感謝。

*1:あと、マスタリングガイドは驚愕するほど素晴らしいので是非。オレの考えるクトゥルフと違う! とか言わずに読んどけ!