天下繚乱・拾六の話「サンプルのはなし・説拾壱」

 本日も三輪が代理で更新させて頂きます。
 復帰までもう少々待ってあげて下さいませ。

 いよいよ発売そのものが迫ってまいりました。
 サンプルキャラクター十一人め、“大武辺者”でございます。
 このキャラクターがどのようなクラスかと申しますと、“いくさ人”という戦国時代〜江戸初期*1の時代からタイムスリップしてきたキャラクターです。
 天下泰平の江戸時代*2と異なりまして、戦国時代というのは大変恐ろしい時代でございます。
 槍の穂で人間の胴体を一度に十も胴斬りにする豪傑や、片手に刀を三本はさんで戦う豪傑、雷神の力を受けて戦う姫将軍、自分で魔王を自称して比叡山を焼き討ちにする殿様、史上最強の剣豪将軍、虎眼先生。
 思いますにこのような人々が同時に存在した戦国時代というものは、ただ歴史上の転換点だったとは考えられません。根底から我々と違う人類、ゲーム的に言うとクラスが違うのではないか、という疑念を持たざるを得ないでしょう。
 というわけで、“いくさ人”は不条理かつスタイリッシュ、死人の境地に突入した死狂いであり一騎当千もののふであります。大久保彦左衛門が言うとおり、最近の武士はなっとらんのであります。武士ならば気合で槍が燃えあがるくらいのことは出来て当然なのです。


 クラスの性能的には、集団に強い、コネクションを持ってる相手に強い、属性攻撃が強い、など、ややトリッキーな戦い方をするクラスです。あと一応香取神道流などの介者剣術*3もイメージには含まれております*4
 また、特殊な武器、碇型の槍や六本同時に使う刀、ショットガンや二丁拳銃、黒の剣などといった、戦国期には使われていたにもかかわらず化政時代では失伝した武器を操ることもできます。これらの武器を瞬時に入れ替える特技も用意してありますので、スタイリッシュな戦闘をこなすことができるでしょう。


 サンプルキャラクター的には朱雀(範囲攻撃)と玄武(デイフェンダー)のマルチクラスで、重装甲と大火力を利して血路を開くことに特化したキャラクターになっております。

*1:だいたい島原の乱あたりまで

*2:ここでは、綱吉による文治主義に移行した後

*3:甲冑をつけての戦闘を想定した古流剣術

*4:本当に一応