初心忘るべからず

「アマチュア:己の趣味を技量と、野心を能力と混同している世間の厄介者」

これはアンブロース・ビアース*1の有名な言葉ですが、自分は思い上がった時にこの言葉をかみしめるようにしています。
自分はプロになったつもりですが、まだまだこうした気分が抜け切れているとは思いません。
かつて自分は、まさにこの言葉が当てはまる厄介者でした。たくさんの人にご迷惑をおかけして、それでも暖かい言葉をかけてくださる先輩や同輩がいて、どうにかここまで来れたと思っています。
そして何より、デビューしてからの今日がありますのは、何よりもお客様の皆様のおかげです。本当にありがとうございます。


――なんで突然こんなしおらしいことを言い出したかと言えば、今書いている原稿がいろいろと昔を思わせるものだったからです。何の原稿なのかは内緒ですが、本が出た暁には、「ああこのことかな」と思って、笑ってやってくださればよいと考えます。
それでは頑張って仕事します。夜の間には、『江戸絢爛』の紹介記事も書きますよ!

*1:アメリカの作家。メキシコの洞窟に入ったまま出てこなかったタイムトラベラー。詳しくは『T.P.ぼん』参照。あの話のリームのエロさは異常。とにかくエロい。たまらん