エンブレム・オブ・ガンダム

えー、ようやく発表できるようになりました。
高機動幻想ガンパレード・マーチ』や『式神の城』はもちろん、TRPGファンには『Aの魔法陣』でおなじみの芝村裕吏氏が手がけた『機動戦士ガンダム』シリーズのシミュレーションゲーム、『エンブレム・オブ・ガンダム』。堂々の発売でございます。
本作はドラマチックシミュレーションと銘打ちまして、単にゲームとして面白いのみならず、宇宙世紀という架空世界の虚構の歴史にぐぐっと切り込んだものになっております。もちろん、単に公式設定を羅列しただけではなく、様々な事実を元に、歴史としてのガンダムを再検証するという大変面白い試みになっております。


http://emblemofgundam.com/(公式サイト)

で、何でわざわざこれが取り上げられているかと申しますと、あたくしもシナリオをお手伝いしているからでございます。もちろんメインは芝村さんの筆になりますが、それでもかなりの部分を三輪*1ともども書き下ろしております。
戦場の絆』に続きまして、宇宙世紀という三十年近く、きら星のようなライターの皆さんが積み上げてきた作品に解釈を付け加えるのは想像以上にプレッシャーのかかる仕事でしたが、楽しんでいただければ幸いです。

他にも、ライティングスタッフとしては『カオスフレア』や『ダブルクロス』でおなじみの華南恋氏、『アルシャード』や『ナイトウィザード』でおなじみの重信康氏らふたりの後輩にお世話になりました。開発スタッフの皆様には、未熟なライティングスタッフのせいでいろいろご迷惑をおかけしました。この場を借りてあらためてお詫びしておきます。出来上がった作品は、想像以上に素晴らしいものでした。ありがとうございます。


是非ともお買い上げいただければと思います。


追記:なお、ゲーム内容に関するお問い合わせなどはこちらでは一切お聞き届けいたしかねます。何かありましたら、お手数ですが開発会社様のほうにご連絡ください。続編希望のお便りなども、そちらに出していただけるほうが実効性が何かと高くございます。あたくしも是非、次回は『ザンスカール帝国の勃興と衰退』『フロンティアIかく戦えり』『ヒルドルブを再検証する』*2などのテーマで原稿を書きたく思います。よろしくお願いします。

追記その2(2014/09/16):今さら問い合わせに気がつきましたので。ええと、『機動戦士Zガンダム』パートを自分が担当しとります。なるべく芝村さんの文章に似せたんですが、段々後になると僕の芸風に近づいている感があります。今だと全部直したいんですが、それはそれとして、後の『マクロスF』や『ガンダムAGE』の芸風はここから始まっております。

*1:レンタルマギカ』の魔術考証をしている相棒

*2:次回作にこれらの作品が収録される予定がある、という意味ではありません